1999年1月1日 師崎港

日時:1999.1.1(金) 元旦

場所:師崎港
コンディション:強風、ガン寒
メンバー:中村、柴田、三矢
釣果:なし(というか、やってない)

 とうとう今年もこの季節がやってきた。去年に引き続き、元旦フィッシングand初日の出。
今年は中村、柴田に、特別ゲスト、「みっちゃん」こと三矢が参加した。
前日にレンタカーを借りて準備万端でのぞんだ。くるまはパルサーであった。なかなか良い。

 前日は、はやる気持ちを押さえつつきちんと睡眠をとった。とうとう新しい年が明けた。早
朝出発し、柴田は中村、三矢をピックアップし、未だ暗い道を知多半島の先端を目指し
走らせた。夜明けが近づいているのを左手に感じながら、高速を走っていく。去年は日の
出ギリギリであったので、今年は少し早めに出たつもりであったが、去年とちがい、高速の
出口では渋滞していた。間に合わないのではないかと焦りを隠せなかった。遅れるわけに
はいかない。これはぼくらの大事な儀式なのだ。

 結局はなんとか間に合った。去年とは異なり、今年はたいした人出だ。やはり今年は天
気が良いからであろうか。去年は曇りで日の出そのものは見られなかった。だんだんと空と
地面の境目がボーっと明るくなっていく。みんなの緊張が高まっていく。そして、とうとうその
時が訪れた。針の先でつついたような光が見えたかと思うと、次の瞬間には手前の海にオ
レンジの軌跡が走った。ああ、これが日の出というものなのか。実は柴田は日の出を目に
したのは初めてであった。日の出などくだらないと、長年元旦はいつもと変わらず布団の中
で過ごしてきたのだ。

 日の出を写真に収め、さあ、今日のメインイベントのひとつである、撮影に入った。この初
日の出に、ぼくらは突っかけを引っかけてくるようなことはしない。もちろん正装は欠かせない。
気が付くと、なんと、さっきまで周りにいた人たちの姿が忽然と消えてしまっているではないか。
なんということだ。初日の出を見たらもう終わりなのか。帰って寝るのか。この新年の記念す
べき光景を自然と共有せずに帰ってしまうのか。
柴田は愛用のカメラで中村、三矢を撮していく。もちろん3人揃っても撮した。しばらく堪能
してくれ。

 それにしても風が強い。すっかり冷え込んでしまった。もう人影のほとんどない師崎港の店
で、暖かいものを口にすることができた。なぜか子供連れの夫婦が食事をしていた。それも
なかなか豪勢に。
なんとか息を吹き返した。着替えを済ませ、次のメインイベント、元旦フィッシングだ。ところが、
あまりにも寒い!とてもやる気にはなれない。
少しでもこの強風を避けようと、場所を変えることにした。結局、海釣り公園へ。それでも寒
い、寒い。釣りにならない。中村、柴田ともに、もう最初からあきらめモードであった。即行撤
収になった。
帰り際に、北の空から渡り鳥の大群が押し寄せた。左右に大きなVの字が押し寄せて来る
のだが、これが何重にも何重にも重なって、次々に押し寄せてくるのだ。いったい空のどこから
湧いてくるのだろうと目を疑うばかりだ。こんな光景は初めてだった。何か神秘的でさえあった。

 ということで、元旦フィッシングは散々な結果となってしまった。しかし、何か不思議な気持ち
が残るような一日であった。何ともいえない満足感があった。
さあ、今年も良い年にしよう。がんばろう。

柴田 英輔

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